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コンドウ歯科からの最新情報一覧

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2019 / 07 / 11

長さ6 mmのショート インプラントは、骨造成をせず、体への負担を軽くできるという利点があります。一方、
6 mmの長さのショート インプラント治療を計画する場合には気をつける点もあります。
1. 可能な限り、より太いインプラントを用います
2. 2 回法の術式で外科処置をします。
3. 連結固定の補綴物の選択を考慮します。
長さ6 mmのショート インプラント
埋入後には、インプラント周囲に骨吸収がないかどうか、あるいは打診に対するインプラントの反応に変化がないかどうか、注意深く観察します。インプラントが長径の50% を超える骨吸収または動揺を示している場合には、インプラントの撤去が必要かどうか検討する必要が出てきます。

2019 / 06 / 27

「インプラントアンカー矯正」とは、スクリューを歯茎の中の骨に植立することにより、歯を動かす時の固定源として利用する矯正方法です。
前歯・臼歯の圧下、歯列全体の遠心移動など、従来装置による治療メカニクスでは困難であった方向への歯の三次元的な移動が可能となります。
インプラントアンカー矯正治療のスクリュー
写真は、プレドリルなしで歯肉上から直接植立が可能な、セルフドリリング・セルフタッピングのスクリューです。
不動固定源ですので、コントロールの効いた精度の高い矯正治療が期待できます。
トルク値と回転スピードが設定可能な電動式スクリュードライバーを使用して適正なトルク値と回転スピードによって
植立することで、スクリューの安定的な初期固定が得られます。また、スクリュー破折のリスクを軽減できます。

2019 / 06 / 13

根尖病変に対して、根管治療だけでは奏功しない、或は再度の根管治療が困難な場合があります。
根尖が屈曲、分岐して根管治療が上手くできない場合、除去が難しい修復物のため根管治療が困難な場合、根尖病変の根管治療に反応しないようなバイオフィルを持っている場合などが該当します。
外科的に行う根管治療
病巣の摘出・掻爬を行い、根尖を切断して逆根管充填を行います。
そのような外科的な根管治療の方法を「歯根端切除術」といいます。

2019 / 05 / 30

理想的な上顎前歯部の審美的状態については、次のような報告がされています。
上顎前歯部の審美的状態
歯列の正中は顔貌の正中と一致させて、歯列・歯肉の形態を正中から左右対称にさせることが望ましい。
上顎中切歯唇側面形態の縦横比は、長径が1 に対して幅径が0.75 〜 0.8 となることが理想的であります。
これは中切歯と側切歯との形態的関係よりも審美性に与える影響は大きい。
歯冠の近遠心的な歯軸傾斜角は、前方から観察した場合、中切歯では顔貌の矢状面よりも若干遠心に傾斜させ、側切歯、犬歯と遠心に移行するほど遠心傾斜を大きくする。
切縁の位置は、側切歯は中切歯よりも1 〜 1.5 mm 程度根尖に位置し、上顎前歯の切縁は微笑時に下口唇線の形態に似た凸型となる。などです。

2019 / 05 / 16

歯周病が進行すると歯の周りの歯周組織の量がだんだん少なくなります。
審美的には、歯が長く見え、歯根の露出、歯間部の拡大(黒矢印部)などが見られます。
「ブラック トライアングル」と呼ばれ、見た目が悪いため悩んでしまわれる方が多いです。
歯周病による歯肉の退縮
症状としては、歯根部が露出すると知覚過敏になり易いです。
歯周ポケットが深くなり、付着歯肉の幅(青矢印部)が減少すると歯茎の腫れ、歯肉の痛みなどの不快症状が現れるようになります。
出来れば歯肉が退縮する前に、日頃からの歯周病予防や歯周病治療をお勧めします。

2019 / 05 / 02

当院使用のオツセオスピードEVインプラントシステムの埋入床の形成を説明します。
海綿骨の形成は、ステップドリルを使用して埋入窩の形成をし、根尖側の骨でインプラントを支えるステップ状の埋入窩を形成します。
皮質骨の形成 は、インプラント頚部辺縁骨への圧力を軽減するために行います。
薄い(2mm未満)皮質骨はコーティカルドリルA を、厚い皮質骨はコーティカルドリルB で拡大します。
皮質骨、海綿骨のインプラント埋入床形成
海綿骨の追加形成は、根尖側の骨によるサポートを必要としない場合には、ドリルV を使用して根尖側の骨によるサポートを軽減させます。
下顎のように骨質がより硬い場合は、X ドリルを使用して、根尖側の骨によるサポートを軽減させ、埋入窩のボディー部を拡大します。

2019 / 04 / 18

ガタガタな歯並びのことを「叢生(そうせい)」といいます。
矯正治療を行う場合、ワイヤー・ブラケットやインビザラインというマウスピースを使って治療します。今回、インビザラインの矯正治療について説明をします。
叢生を治療する際、前歯の唇側傾斜(頬側歯冠傾斜)、臼歯部歯列拡大(頬側歯冠傾斜)および歯間削合(IPR)の3つが基本です。重度の叢生では、抜歯が必要な場合もあります。
ガタガタな歯並び(叢生)
上顎の叢生よりも下顎前歯の叢生が重度であり、臼歯部の咬合が非常に強い成人の方では、下顎前歯全体のIPRではなく下顎切歯を1本抜歯する事もあります。
臼歯部の叢生の治療では、歯列外にある歯牙を配列させるためにどこに空隙を作るかを慎重に判断します。空隙が不十分であり、作ることができない場合には抜歯のほか、臼歯部の叢生/交叉咬合を治療しないままにするということも選択肢となります。
前歯や臼歯に舌側傾斜がある場合、歯列弓の拡大が叢生の軽減に役立ちます。
歯列弓の長さは、前歯の唇側傾斜と臼歯の拡大(頬側歯冠傾斜移動)によって増加することができます。
前歯の唇側傾斜により相対的圧下が生じ、オーバーバイトが緩和されます。