ご予約・ご相談は
052-801-8148
〒468-0023 名古屋市天白区御前場町2番地
コンドウ歯科からの最新情報一覧

コンドウ歯科からの最新情報一覧

WHAT'S
New

2019 / 04 / 18

ガタガタな歯並びのことを「叢生(そうせい)」といいます。
矯正治療を行う場合、ワイヤー・ブラケットやインビザラインというマウスピースを使って治療します。今回、インビザラインの矯正治療について説明をします。
叢生を治療する際、前歯の唇側傾斜(頬側歯冠傾斜)、臼歯部歯列拡大(頬側歯冠傾斜)および歯間削合(IPR)の3つが基本です。重度の叢生では、抜歯が必要な場合もあります。
ガタガタな歯並び(叢生)
上顎の叢生よりも下顎前歯の叢生が重度であり、臼歯部の咬合が非常に強い成人の方では、下顎前歯全体のIPRではなく下顎切歯を1本抜歯する事もあります。
臼歯部の叢生の治療では、歯列外にある歯牙を配列させるためにどこに空隙を作るかを慎重に判断します。空隙が不十分であり、作ることができない場合には抜歯のほか、臼歯部の叢生/交叉咬合を治療しないままにするということも選択肢となります。
前歯や臼歯に舌側傾斜がある場合、歯列弓の拡大が叢生の軽減に役立ちます。
歯列弓の長さは、前歯の唇側傾斜と臼歯の拡大(頬側歯冠傾斜移動)によって増加することができます。
前歯の唇側傾斜により相対的圧下が生じ、オーバーバイトが緩和されます。

2019 / 04 / 04

根管充填とは、根管治療した歯が再び汚染されないように根管を緊密に密閉封鎖する処置です。
現在一般的に、ガッタパーチャを用いる方法が現在主流です。
その代表的なものとして、「側方加圧充填法」と「垂直加圧充填法」があります。
根管充填用材料
右側の肌色の細長いものが、根管充填用のガッタパーチャ ポイントです。
左側のチューブ2本を混ぜてシーラーとして使います。
根管充填用シーラーはその厚みが薄ければ薄いほど、封鎖性がよく、緊密に充填ができます。
その他の材料として、MTAセメント、水酸化カルシウム水性ペーストなどが用いられています。

2019 / 03 / 21

1. ナノフィラー技術の発展
光重合型コンポジットレジン(CR)は、ナノフィラーが配合されている審美性や研磨性などが優れたCRが主流になっています。
コンポジットレジンの無機成分であるフィラーの粒径をナノサイズにし、無機成分の体積割合を大きくすることによって、強度が高められています。
ナノサイズの多角形フィラーを均一分散させているため、摩摩耗により表面のフィラーが脱落しにくく、また脱落しても凹凸が小さく、ツヤが維持されます。
コンポジットレジンの特徴
2. 口腔内の湿潤環境に対応
ベースレジンモノマーの改良により、吸水量を大幅に抑制されています。
吸水が少ないため着色しにくく、レジン本来の色を長期的に維持されます。
歯質との接着システムは、湿潤環境で接着可能なウエットボンディング法やエッチングを 1 度に行えるワンステップ接着システムが採用されるようになりました。
3. 様々な条件の歯に対応
部位によってフロー(CRの流れや硬さ)やシェード(色合わせ)の調整ができるように何種類かに分かれています。

2019 / 03 / 07

プラーク(歯垢)は、歯肉に炎症を起こす最も重要な因子で、歯肉炎ひいては歯周炎の初発因子です。
プラークは口腔内細菌とその生産物からなり、歯面に強く粘着して、うがいでは取り除けないことを特徴とする細菌の集塊です。
プラークの染め出し
写真はプラークを赤く染め出しています。
歯頚部(歯の付け根)、隣接面(歯の間)、歯の溝などに多く付着して、虫歯や歯周病の原因となります。

2019 / 02 / 21

インプラントの埋入がスムーズに行われるように、そのステップには工夫が施されています。
インプラント窩で必須の皮質骨形成用ドリルは、その厚みにより使い分けます。
インプラント皮質骨形成用ドリルA,B
皮質骨が硬く厚みが比較的薄い場合Aドリルを、厚みのある場合Bドリルを用います。
ストレート、コニカル、6mmショートインプラント用の3種類が用意されています。

2019 / 02 / 07

保定とは、歯牙を移動した最終的な位置に保持をして、後戻りを防ぐことです。保持装置(リテーナー)という装置を装着します。
保定の期間は、歯槽頂上の歯周線維は矯正治療による歯牙移動を停止した後7か月間以上は伸びた状態で変位したままとなっているため、一般的には7か月以上の保定期間を設けるべきというこれまでの研究結果に裏付けられています。
現在では、保定は生涯続けるというのが模範とされています。
固定式保定装置と取り外し可能な保定装置
左は、固定式の保定装置で、ワイヤーが歯の裏側に接着剤を使って固定してあります。
右は、取り外し可能なビベラリテーナーというクリアな保定装置で、審美的に優れています。

2019 / 01 / 24

根管治療の難しさの一つに根管の形態が挙げられます。
根管は木の枝分かれのように複雑な走行をして、さらに分かれたかと思えば癒合して一つになることもあります。
主根管ら分岐するものを「根管側枝」と言い、根尖部 1/3 でよく見られます。
根管治療の難しさ(根管形態)
青丸の部部が根管側枝です。根尖部を拡大すると右の模式図のようになり、ファイルの挿入も難しくなります。