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インプラントを埋めるのには、専用のエンジンを使用します。
エンジンは、最低速度(25rpm)で トルク値を 35N(ニュートン)に合わせます。
ゆっくりと注水下でインプラントを慎重に埋めていきます。
微調整は、手動でトルクレンチとサージカルドライバーハンドルを使って正確な位置まで埋まるように行います。
A インプラント、B インプラント ドライバー、C エンジン です。
骨造成は、インプラントを埋めるための骨が不足する場合に行われる方法です。
炎症を繰り返して抜歯した部位では、歯の周りの骨が溶けているケースが多く、「GBR法」により骨を補填します。
自家骨や人工骨、他家骨などを補填してメンブレンで覆い治癒を待ちます。
写真のように初期固定が取れる場合には、インプラントを埋めるのと同時に骨造成を行います。
インプラントの埋入深度は、ドリル先端の最も幅広い部分からインジケーションラインまでで測定します。
ツイストドリルには黒の帯状のメモリが付いており、ドリリングをしながら深度測定ができます。
ロング(左側)のメモリの長さは 6 〜 17mm、ショート(右側)は 6 〜 13mm までとなっています。
ドリル先端尖形部の深度は、ドリルの直径に関係なく最大1.0mm(の余裕が必要) です。
最新のインプラント、オッセオスピードEVでは、インプラントのドリリングを最適にするため、骨質に応じた手順と柔軟なドリリングプロトコルが作られています。
このトレーの番号と記号に沿ってドリリングを行えば、骨質に応じた適切な辺縁骨の形成ができ、理想的な初期固定が得られやすくなります。
皮質骨、海綿骨形成のための推奨ドリリングプロトコルが 設けられています。
より幅広い埋入窩の形成が必要な場合は、インプラントの根尖部を、またインプラント本体に沿って、追加のドリリングで埋入窩を拡大できます。
サージカルトレーとその内部のドリルバーです。
ドリル手順は、カラーコード化と分かりやすいナンバリングシステムを使用して容易に行われます。
骨の中に的確にインプラントを埋入して長期に渡り審美的にも機能的(噛む、話す)にも問題のないようにします。
そのためには、埋入位置、方向、深さなど歯科用CTのデータを基に診断と計画的な埋入プランが必要となります。
骨量・骨質、隣在歯との位置関係、解剖学的な要素、咬合関係などの重要事項を一つ一つクリアしていきます。
インプラント埋入後には、プラークコントロールなどの歯周病予防が大切となります。
セメント固定式に使うアバットメントの種類
1. タイデザイン EV
さまざまな歯冠形状を再現でき、ヒーリングアバットメントで作製した軟組織の審美的な形態付与に合わせて調整できます。
2. アトランティスアバットメント
CAD/CAM アバットメントを個別にデザインできます。
3. キャストデザインEV
固定式補綴物用カスタムアバットメントの製作用で、通常のワックスアップやキャストトゥーなどの方法を用います。
左写真は、タイデザイン EVです。アバットメントの右側にある穴からスクリューで固定した後、その穴を埋めるタイプの2 ピースアバットメントです。
右写真は、その上に上部補綴物(ハイブリットクラウン)を装着したところです。