ご予約・ご相談は
052-801-8148
〒468-0023 名古屋市天白区御前場町2番地
コンドウ歯科からの最新情報一覧

コンドウ歯科からの最新情報一覧

WHAT'S
New

2021 / 06 / 24

歯周病検査の中で頻繁に行われる検査の一つが、歯周ポケット検査です。
プローブというメモリのついた測定器で「プロービング」という検査をします。
歯周ポケットの深さ・形態、歯周組織の抵抗力・炎症の存在、歯肉の質、形態、歯根の形態、歯肉縁下プラークや歯肉縁下歯石の有無と程度、アタッチメントレベル、根分岐部病変の有無と程度などを調べます。
臼歯部のポケット測定
20〜25gのプロービング圧で、歯を全周することで歯周ポケットの形態を把握していきます。
奥歯では、右図に示す6点法などで、頬側近心、頬側中央、頬側遠心、舌側近心、舌側中央、舌側遠心を測定し、記録します。

2021 / 04 / 15

根分岐部病変とは、複数ある歯根の二また三つまたになっている部分、すなわち根分岐部に歯周病が進行して、歯周組織に破壊が生じてできた病変のことです。
根分岐部病変
原因は辺縁歯周組織からの炎症の波及、外傷性咬合、歯周—歯内病変によって生じます。
分岐部に深い歯周ポケットが生じ、歯槽骨の吸収がみられます。進行すると歯茎がやせて分岐部が露出してきて空間が肉眼で観察されます。
分岐部には治療用器具の挿入が難しく、治療法は複雑であり、一般に予後が不良です。

2021 / 02 / 04

歯周病が進行してくると歯肉や歯槽骨などの歯周組織の喪失が起こってきます。
ゆっくりと歯周病が進行した場合には、Aのように全体の骨が失われる「水平性の骨吸収」となります。
だんだん歯茎がやせてくるパターンです。
垂直性骨吸収
ところが、Bのような「垂直性の骨吸収」の場合には、炎症に加え、咬合の乱れが起こっている可能性があります。
外傷性咬合 とくに早期接触 や 咬頭干渉を取り除く咬合治療法も必要となります。

2020 / 11 / 26

歯は、正常な場合でも力を加えるとわずかに動揺(0.2mm以下)します。これを生理的動揺と言います。

歯の動揺度は、歯を支えている歯周組織の量と質によって変化します。
例えば歯周病によりポケットが深くなり、歯槽骨の吸収が生じて歯を支持する歯根膜の量が減少すると、動揺度が増加します。
歯の動揺度検査
図の右へ行くにしたがって動揺度が増します。
動揺度検査は、ピンセットで約250gの力で歯を動かして判定します。

2020 / 09 / 17

歯磨きが不十分なために細菌性プラークを増加させたり、細菌性プラークの除去を困難にする因子であるプラークリテンションファクターや生活習慣が大きく関与します。
プラークリテンションファクターには、歯石、歯列不正、歯肉歯槽粘膜部の異常、不適合修復物、歯の形態異常、食片圧入、口呼吸、虫歯、歯周ポケットなどがあります。
歯周病を増悪する要因
写真のような場合、ブラッシングをはじめとする口腔衛生管理を徹底して、主原因である細菌性プラークを除去、減少させることによって改善してきます。
また、歯石除去、矯正治療、歯周ポケットの改善などによりプラークリテンションファクターをできるだけ取り除きます。

2020 / 07 / 09

奥歯は歯根が複数存在することが多く、歯周病の病態も複雑化してきます。
歯周ポケットは、歯の周りで深さが一定ではないため、基本6点で測定して病態を調べます。

奥歯の歯周病
歯根分岐部の歯槽骨が溶けて病変を作る場合には、繰り返して炎症を起こすことが多く、難治性となります。
骨の吸収はわずかな炎症でも咬合の影響を受けやすく、干渉や早期接触が起こると垂直性の骨吸収が生じます。
特に最後臼歯に向かって付着歯肉(骨に裏打ちされた歯肉)の幅が狭くなり、ポケットは頬粘膜に引っ張られ回復が難しくなります。
普段からブラッシングに気を配りましょう。

2020 / 04 / 30

歯周病の状態を把握する上で、歯周ポケットの状態を知ることが大事です。
歯周ポケットは、歯根と歯肉の間の隙間が病的に広がり深くなった状態のことです。
プローブというメモリのついた検査器でポケット低からの距離を測り(図では5mm)、その後に歯肉から出血すればBOP+となり内部での炎症を示唆します。
歯周ポケット測定
PD:ポケットの深さ、AL:アタッチメントロス、C,P:歯石、プラーク、GI:歯肉の炎症、BL:骨の喪失
アタッチメントロスは、CEJ(セメントエナメル境、歯冠と歯根の境目)からポケット低までの距離で、歯周の炎症により付着していた歯肉の接着が失われたことを指します。