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コンドウ歯科からの最新情報一覧

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2020 / 02 / 20

歯周病は、プラーク(歯垢)中の細菌によって引き起こされる炎症が、歯を支えている骨を溶かすことにより進行していきます。
そこに歯ぎしりや食いしばりのような過大な力が加わると、骨の溶ける速度が増して歯周病が急速に悪化します。
歯ぎしりや食いしばりによる骨隆起
骨の隆起(緑の矢印)、舌の側面の歯の押し付けられた跡、歯の摩耗などの症状が見られます。
放置すると歯を失ってしまうので早期発見と対応が必要です。

2019 / 12 / 12

咬合性外傷とは、歯の咬み合わせが原因で生じる歯周組織の病変のことです。
咬合力によって深部歯周組織(セメント質、歯根膜および歯槽骨)に傷害が生じます。
歯ぎしりや早期接触(咬み合わせが悪くその歯だけ最初に咬み合う)があると、咬み合わせの力を無理に受け止めようとして、歯根と歯槽骨の間にある歯根膜という組織が広がってきます。動揺の増加、歯の磨耗、咀嚼筋の緊張亢進、頭痛や食片圧入などがみられます。
歯肉に炎症が存 在しない場合にはアタッチメントロスは生じず、エックス線写真により歯根周囲の骨不透過像が認めらます。
歯周炎が存在して、さらに過度な咬合力が加わると歯周組織の破壊は増長します。
咬合性外傷の歯
写真の矢印の歯には早期接触が見られ、歯が摩耗し、動揺があり、歯槽骨が吸収してきたため歯根が露出し、歯が長く見えます。

2019 / 10 / 03

歯周病になると歯茎が赤くなり出血し腫れるといった症状が見え隠れしています。
進行すると歯茎やその内部の骨、歯列などに変化が現れます。
重度歯周病の症状
重度の歯周病ては、歯根が露出して歯が長く見え、歯間部が大きくなるだけではなく、隣の歯との間に隙間ができてきます。
歯石や歯垢が益々たまってきます。
歯茎のラインはデコボコに高低差が出来、腫れが連続して広がります。そのため、歯ブラシを当てても上手く磨けません。
やがて歯並びが乱れて咬み合わせの面(咬合面)も乱れてきます。

2019 / 07 / 25

歯周病の検査の一つに歯周ポケット検査があります。歯と歯肉の間には、歯肉溝という溝があります。
歯肉に炎症を起こして歯周病になり、その溝が深くなったものを「歯周ポケット」と呼びます。
プロービング検査
左の写真のようなメモリが付いた器具(プローブ)で歯周ポケットの深さを検査します。
白黒の 3mm のメモリが付いているので、写真のポケットは、7〜8mm あります。
歯肉の炎症も強く、歯周病がかなり進んだ状態です。

2019 / 05 / 16

歯周病が進行すると歯の周りの歯周組織の量がだんだん少なくなります。
審美的には、歯が長く見え、歯根の露出、歯間部の拡大(黒矢印部)などが見られます。
「ブラック トライアングル」と呼ばれ、見た目が悪いため悩んでしまわれる方が多いです。
歯周病による歯肉の退縮
症状としては、歯根部が露出すると知覚過敏になり易いです。
歯周ポケットが深くなり、付着歯肉の幅(青矢印部)が減少すると歯茎の腫れ、歯肉の痛みなどの不快症状が現れるようになります。
出来れば歯肉が退縮する前に、日頃からの歯周病予防や歯周病治療をお勧めします。

2019 / 03 / 07

プラーク(歯垢)は、歯肉に炎症を起こす最も重要な因子で、歯肉炎ひいては歯周炎の初発因子です。
プラークは口腔内細菌とその生産物からなり、歯面に強く粘着して、うがいでは取り除けないことを特徴とする細菌の集塊です。
プラークの染め出し
写真はプラークを赤く染め出しています。
歯頚部(歯の付け根)、隣接面(歯の間)、歯の溝などに多く付着して、虫歯や歯周病の原因となります。

2018 / 12 / 27

歯周病の検査では、「プローブ」というメモリのついた器具で歯周ポケットの深さを測り(プロービング)ます。
重症になるとプロービングの測定値は上がるのですが、歯肉が退縮する場合もあるので総合的な判断が必要です。
歯周病のポケット検査
歯槽骨が喪失している程度は、レントゲン検査と合わせて推測します。
検査後に、歯茎からの出血 BOP が認められれば、内部に進行的な炎症が波及していると考えられます。