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現在、根管治療の拡大形成に、ニッケル チタンファイルは必要不可欠な存在になりました。
根管治療をする際、ファイルによる断面の丸い器具による機械的拡大だけでは、根管内の汚染物を十分に取り除くことが出来ません。
模式図は、根管の複雑性を示しています。
根管は、側枝や分岐、イスムス(根管と根管をつないでいる狭小部)やフィン(魚のヒレ状になっている狭窄部位)などがあり、機械的清掃が困難となり、細菌や壊死歯髄などが残存しやすくなります。そこで次亜塩素酸ナトリウムやEDTAなどを用いた根管洗浄による化学的清掃が必要になります。
根管治療をする最初のステップです。
1. 根管へ アクセスするためのアウトラインを形成
アウトラインは、ファイルに負荷がかからないように配慮して形成します。
2. ストレートラインアクセス
フレア形成用ファイル(SXファイル)や超音波チップで根管口付近の張り出している象牙質を削除しファイルがまっすぐ入るように形成します。
3. ネゴシエーション
根尖まで穿通(手用#8または#10ファイル)してネゴシエーション(穿通性の確認)の後、グライドパス(予備拡大)を行います。
模式図では、#10ファイルでネゴシエーションを行っているところです。
AHプラスは、非ユージノール系の根管充填シーラーです。
ガッタパーチャ ポイントと密着して根管を三次元的に封鎖させるのに使用します。
根管治療の成否を左右するのは、根管内の感染物質を徹底除去することと考えられています。
根管形成、根管洗浄、根管貼薬、最後の仕上げが根管充填になります。
写真の2つのチューブを混合して使用します。根管内に直接注入できるタイプもあります。
高い封鎖性と優れたX線不透過性があります。
根管を拡大形成するには、トルクと回転速度をコントロールできるロータリーエンジンを使用すると効率的です。
切削回転中、ファイルにかかる負荷に応じて反転することで、ファイルの食い込みや破折を防ぎます。
湾曲根管の拡大形成時には、NiTiファイルの利点である根管追従性を生かすことができ、レッジやパーフォレーションの発生も軽減します。