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コンドウ歯科からの最新情報一覧

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2023 / 11 / 09
根管が狭窄していたり、屈曲したりしている際、スムーズに根管形成を行うために「グライド」という潤滑剤を用います。
根管治療に使う潤滑剤「グライド」
15%のEDTAが石灰化した根管壁等を軟化・中和することにより、拡大形成の際にインスツルメントへの負荷が減少します。
キレート効果によりスメア層の除去の他、石灰化した根管の拡大が容易になります。
水溶性のため、処置後の洗浄も容易になります。

2023 / 08 / 31
最近の根管治療で使用するニッケルチタン・ファイルは、屈曲根管への追従性が大幅に向上しました。
屈曲根管だけでなく繊細なファイリングの応用範囲も広がりました。
ニッケルチタンファイルは屈曲根管追従性が向上
レッジといった根管を逸脱した形成を元のオリジナル根管へ修正するため、プレカーブを付与することがも出来ます。

2023 / 06 / 22
歯根の根尖側1/3や根分岐部には、主根管の分岐である副根管と言われる側枝や根尖分岐が多く見られます。
根尖側枝
いったんその部に感染が及ぶと取り除くのが困難になり、根管治療は難治性となります。
そのため、まず歯冠部の虫歯の感染組織の徹底除去、根管内に感染を持ち込まないことが大事になります。

2023 / 04 / 13
歯の中の神経や血管の通り道である根管には、横道があります。
それを「側枝」と言います。主根管から分岐して側方に走行し、歯根側面に開口する副根管です。
根管側枝は根管治療が大変
側枝に感染が波及した場合、ファイルを用いた機械的拡大形成が困難なため、化学的洗浄による清掃を行います。
歯根破折、穿孔、歯周病などとの鑑別診断が必要になります。

2023 / 02 / 02
根管治療では、ファイルなどによる機械的清掃とファイルでは接触できない根管壁を清掃するための化学的清掃により感染の排除をしていきます。
根管洗浄は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液NaClOと17%EDTAの交互洗浄を十分行います。
根管の洗浄用シリンジ
写真は、洗浄剤が根尖部付近まで到達し還流するための洗浄用シリンジです。根尖を刺激しないように横方向に液が放出されます。

2022 / 11 / 24

根管治療において、根尖部まで到達させる作業のことをネゴシエーションと言います。
特に感染根管においては、根尖部まで消毒するためのアクセスを確保することが大事となります。
手用ファイルの#06〜#10の細い番手のファイルでネゴシエーション(穿通性の確認)を行います。
根尖へのアクセス
上顎大臼歯のMB2と言われる第4根管を#08Cプラスファイルで穿通しているところです。

2022 / 09 / 15

根管治療の最初のステップを解説します。
根管へのアクセスをダイヤモンドバー等で行い、アウトラインを形成します。
ストレートラインアクセス
次にストレートラインアクセス (緑の斜線部分) を行います。
フレア形成用ファイル (SXファイル) や超音波チップ等で根管口付近の張り出している象牙質を削除しファイルがまっすぐ挿入できるように形成します。
こうすることにより根管へのファイルの挿入とその後の根管充填が確実にできるようします。